広島東洋カープでは、他球団にはないチームづくりを行っており、故障選手のリハビリを目的とした三軍チームを設けています。
その三軍で、今シーズンより「ファイテンO2」が2台導入され、ケガをした選手の早期回復を期待し、一軍とは異なる活用法をされています。
三軍チーフトレーナーの松原さんに三軍独自の活用法についてお話をうかがいました。

導入経緯 ケガをした選手の早期回復に期待

-三軍では、何を行っているのですか?

広島東洋カープ ケガをした選手をメインに、リハビリとトリートメント、復帰までのコンディショニングを行っています。その他に、若い選手、育成選手など頻繁に試合には出ないけれど体を鍛える必要がある選手にパフォーマンスを上げることがメインのコンディショニングも行っています。
選手の人数は状況によって異なりますが、現在はケガ人が6名と強化選手が4名なんですけれど、1月前はケガ人が14名くらいいました。
トレーナーはマッサージ等の治療担当 1名、リハビリテーション担当 1名、コンディショニング担当 1名体制で私はリハビリテーションを担当しています。

-カープのような三軍は他の球団にもありますか?

他球団にも三軍はありますが、カープの三軍は他球団とは異なり、ケガ人を回復させるための特別チームです。このような専門分野のスタッフで、ケガのケアを目的としたチームづくりは、カープが他の球団に先駆けて行っています。

導入結果 ケガをした直後の急性期に集中して使用、早期回復をサポート

-三軍でのファイテンO2の活用方法は?

松原 慶直さん一軍と違う所は急性期※に集中して使おうという考え方で、これまでは、ケガをしたら、自宅や病院で静養してから三軍に来ていたのですが、酸素カプセルを導入してからは、ケガをしたらすぐに三軍に来て、何も出来ない状態でも、ケガした直後の急性期3日間は、どんなにきつくても集中的に入ってもらっています。
※急性期:主に症状の比較的激しい時期

-怪我をしたら必ずファイテンO2を使っておられるということですか?

全員必ず使っています。ケガ人に対しては強制で、トレーニングのメニューの中にも入っています。

-1回あたりの使用時間は?

1回あたり90分を2回、1日2回入ってもらいます。専門的な所ではいろいろな考え方があるでしょうが、我々はそのようにして使っています。もちろん、急性期が終わった後も体は治ろうとしていくので、そのバックアップのために入ります。

-お使いになられてどう感じておられますか?

松原 慶直さん

データをとっている訳ではないのですが、患部が酸欠状態になっている所には酸素をしっかり送り込みたいというのはありますし、肉離れの選手が、データではないですが、MRを定期的にとって行くと、回復をサポートしてくれているのかなというのは感想としてあります。
選手の実感としてはないのですが、必ず体のプラスになることは間違いないことなので、それを信じて休みの日でも3日以内なら必ずここに来させますし、もちろん3日過ぎていても入るように指示をします。選手のプラスになるものだと思って使っていますので、きっちりルールを作って使っています。